浦レポ by 浦和フットボール通信

大槻監督が台風19号で被災した方々を思い「スポーツの力というものはあると思っている」


(Report by 河合貴子)

台風19号が甚大な被害をもたらす

各地で猛威を振るい尊い命まで奪っていった台風19号。その被害は、想像を絶する。さらに追い打ちを掛けるように、金曜日から週末に掛けて広い範囲で大雨の恐れがある。

大槻監督は台風19号で被災した方々のことを思い「スポーツの力というものはあると思っているし、実際に選手の方からも何かできることはないかと声があがっている。そういったところに対して、非常に責任というか、我々のこういう仕事は、皆さんにパワーを与えて頂いている、応援を頂いていると同時に、我々にできることでしっかりと返していかなければいけないと考えている。一つは、そういった被害に遭われた方々に何か直接的にできること、もう一つは間接的かもしれませんが、我々がしっかりと活動することで埼玉の方たち、日本全国の方たちに何かパワーを少しでもできることがあるとすれば、そういった思いで全力を尽くしたい」と力強く話した。

埼玉県内でも河川の氾濫が相次ぎ、さいたま市中央青果市場をはじめ約2100棟以上が浸水被害を受けた。レッズランドも荒川が氾濫し、施設全体が約5mから6m水没してしまい普及の目処が立っていない状況だ。

大槻監督は「レッズランドの状況を皆さんご存知だと思いますが、育成の子供たちや、レディースの子供たちも含めて、すごくトレーニングの環境が難しくなっています。大原でも、人工芝も含めて、我々のファミリーなので、一緒にやっていく形にこれからなると思います。多少、ファン・サポーターの皆さまにご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、少しご配慮頂き、いつも協力ばかりして頂いて心苦しいのですが、我々の若い選手たちの環境ということで、ご理解いただければと思います。引き続きよろしくお願いします」と深々と頭を下げた。

下部組織の選手や浦和レッズレディースの選手たちの練習場の確保が難しい状況になってしまった。大原練習場で見学するにあたり、見学者の方々の敷地内の施設が利用できなくなった。練習を見学するにあたり、浦和を愛するファミリーとしてご配慮をお願い致します。

またこの度の台風でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災したみなさま方に心よりお見舞い申しあげます。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ