引き分けNGの難しさ 際どい時期までの優勝争いは先につながる【轡田哲朗レッズレビュー/リーグ第17節 伊賀戦】
(Report by 轡田哲朗)
丁寧であるけど大胆さが足りない試合に
浦和レッズレディースは27日に、なでしこリーグ第17節のホームゲーム、伊賀くのいちFC戦に0-1で敗れた。ホーム最終戦ということよりも、今シーズンで言えば優勝の可能性を残した中で絶対に勝利が必要な試合で、その結果を持ってこられなかったということがフォーカスされる試合だと言える。
先月に日テレ・ベレーザとの首位決戦を制し、その時点では自力優勝の可能性があった。しかし、今月に入ってINAC神戸レオネッサに敗れたことで、ベレーザとは勝ち点が並んだ。そして、得失点差では残りの数試合で逆転できるレベルではない次元でベレーザが上にいたから、浦和としては全勝した上でベレーザが勝ち点を落とすことを待つような状況だった。ただ、ベレーザにしても引き分け1回も許されないというのが楽なわけはないので、浦和としては絶対に全勝するしかなかった。
(残り 2136文字/全文: 2530文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ