浦レポ by 浦和フットボール通信

残留争いは一段落、最終節に期待すること【轡田哲朗レッズレビュー/J第33節FC東京戦】

(Report by 轡田哲朗)

引き分けは少しラッキー、でも周りの結果はもっとラッキー

浦和レッズは30日に第33節のアウェーゲーム、FC東京戦を1-1で引き分けた。勝利すれば自力で残留を決定できる状況だったが、それを掴むことは叶わず。しかしながら、他会場の結果は浦和にとってかなり都合の良いものになった。最終節は、湘南ベルマーレが勝利すること、清水エスパルスとサガン鳥栖の直接対決が引き分けること、浦和がガンバ大阪に10点差以上の敗戦を喫することという3つの条件が揃わない限り、浦和が16位になることがなくなった。もちろん、決定ではないが、この状況から16位になるのは1000回やって1回もないだろう。むしろ、そんなことが起これば何か違う要素を疑わなければいけない。

大槻毅監督はこの試合に、両サイドと両シャドーをAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝から入れ替えた。その理由の一端に「ACLでは強度がないと技術を発揮できない」という要素を話している。逆に言えば、それだけACLとJリーグでメンバー選考に少し違った要素も入れていたということなのだろう。

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