浦和に新加入の高校生、武田英寿が高校選手権で見せているもの
(Report by 轡田哲朗)
まだ「本気」は相手に引き出されていないように見える
浦和レッズは2020年シーズンに、青森山田高校から武田英寿が加入することを発表している。彼は現在、3年生として第98回全国高校サッカー選手権を戦い、5日には準々決勝で勝利している。チームは静岡県で11日の準決勝に向けて合宿を行っていて、まずはそこに集中させるということで浦和も9日の新加入選手会見に強行出席させることはしない。そして、それこそ引っ越しや挨拶、最終的なメディカルチェックも必要なため、合流は1次キャンプの途中からとなる見込みだ。
そもそも、「決まるまでは表に出さない」という約束の上で聞いた話では、浦和はすでに1年前の高校選手権、彼が2年生レギュラーで出場していた時点ではすでに獲得に動いていた。武田と同年代の染野唯月(尚志高校)の獲得にも動いていたが、彼が鹿島アントラーズのジュニア出身という事情があり、鹿島が本腰を入れたら染野は難しいというのが支配的な情勢だった。浦和としても、鹿島が法政大の上田綺世の獲得に動いていたから、そこで上手く話を進められればという目論見はあったようだ。いずれにしても、武田についてはかなり早くから才能を認めてマークしていた。
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