浦レポ by 浦和フットボール通信

2トップは1.5+0.5になる? キャンプでの激戦区やキーマンをチェック


(Report by 轡田哲朗)

主力組とサブ組で分けられない日々

浦和レッズは2月9日に沖縄県でのトレーニングキャンプを終えた。大槻毅監督が4-4-2システムを導入したことは、すでに1月7日の始動日時点で明らかになったようなものだった。だから、ほぼ1カ月間にわたってチームはそのシステムに応じたトレーニングを積んできたことになる。もちろん、シーズン最初のタイミングなのでフィジカル的な要素に働きかける部分も少なからずあった。ただ、鈴木大輔が1次キャンプ中の練習を終えた後に「きつかったけど、『このくらい走れないと今季のやりたいサッカーはできないよ』というメッセージのような練習だった」と話したことがあるように、サッカーの動きの中でも心肺機能を高めるべくハードなメニューが組まれていたと言える。

そうした中で、大槻監督のキャンプでは比較的、4-4-2の陣形に人を並べる、あるいは以前に記したように特定のポジションを欠けさせて試合中の状況を再現、あるいは起こり得る事態に備える練習が多かった。だから、組み合わせは本当に日替わりどころか1日の練習の中でも全く固定されないものだったが、この選手はどのポジションで使われる、あるいは構想に入っているだろうという予想は立てやすい。

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