浦レポ by 浦和フットボール通信

大槻さんらしさも感じた対3バック レーンかぶりで打開したサイド【轡田哲朗レッズレビュー/Jリーグ第1節仙台戦】

(Report by 轡田哲朗)

10人が同じスタメン、現状のファーストチョイスなのだろう

浦和レッズは21日のリーグ開幕戦、湘南ベルマーレとのアウェーゲームに3-2で勝利した。昨年に金曜日開催が7戦全敗だったとか、黒ユニフォームだと強いとか、なんだかジンクスめいたものも試合前には耳にしたけれども、話題を提供して、課題も突き付けられて、勝ち点は持っていったという事実を見ると、これ以上ない開幕戦になったと言いたいところだ。

16日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦から中4日のゲームだったが、スタメン変更は杉本健勇から興梠慎三の1カ所。それはつまり、沖縄県で27日間にわたったキャンプの中で、例えば最終ラインで言えば岩波拓也と鈴木大輔がファーストチョイスになり得るという評価を大槻毅監督が下したという受け取り方ができる。先にこの試合に少し触れると、鈴木は少なからず不安定な面を見せたし、ラストの時間帯で「クローザー」として入った槙野智章のプレーは素晴らしかった。だから、競争はまだまだ続いていくし、完全固定に近いものになるとは思えないものの、ある程度ベースになり得る人材は大槻さんの頭の中にハッキリしてきていると言えるのだろう。

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