浦レポ by 浦和フットボール通信

リーグ再開は未定 村井チェアマンが再開へのビジョン、リーグ維持に向けたリスクヘッジについて記者会見で語る

WEB会議システムを使って記者会見に参加した村井チェアマン

(Report by 浦レポ編集部)

日程再開は6月、7月、8月と1か月タームで、どのように出来るかを検討

Jリーグ緊急理事会開催後に、WEB会議サービスを使ってのJリーグ記者会見が行われた。

理事会では、3月末に開催予定だった「Jエリートリーグ」が中止。クラブライセンスの交付・取り消しに関する特別措置。リーグ戦安定開催融資規程に関する特例措置について、それぞれ決定され、2020シーズンの大会方式変更については下記の通り決定したとした。

【昇格・降格ルール】
1.J2からJ1への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とし、J1参入プレーオフは開催しない。
2.J3からJ2への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とする
3.クラブライセンス交付判定を受けていないクラブがリーグ戦上位2クラブとなった場合、3位以下の繰り上がり昇格はしない。
4.上記 1、2 は、各カテゴリーで「基準試合数」以上の試合を開催した場合のみ適用する ※「基準試合数」以上の開催:全試合数の 75%、かつ、全クラブが 50%(ホーム、アウェイ問わず)を開催 ただし、不測の事態が発生した場合は理事会にて決定する
5.「基準試合数」を満たさなかった場合は大会が成立しなかったものとみなし、当該カテゴリーにおける順位決 定は行わず、昇格は行われない。
したがって、2021 シーズンのクラブ数は、J1:18~20、J2:20~24、J3:14 ~18 となる。

【賞金・表彰】
1.各カテゴリーにおいて「基準試合数」を満たさなかった場合は大会が成立しなかったものとみなし、賞金は支 払わない。また、各種表彰も行わない
2.大会が成立しなかった場合の公式記録は参考データとする。選手個人の出場実績(試合数、得点等)は個人記録として算入する

気になる、リーグ再開に向けては村井満チェアマンは「4月25日から再開を目指していたが、正確な日程は確定していない。ここまでの経緯は、緊急事態宣言のタイミングで、日程再開に向けた白紙撤回を4月3日に決めた。それまでは政府の専門家を含めた意見を聞きながら準備してきた。白紙撤回前の状況は、3蜜の対策をしっかり準備した中で再開を検討していた。全国から集まる、全国に散っていく。そのようなアウェイの観戦を自粛していくことや、入場者数を50%くらいに引き下げて密集しないようにしたり、サーモメーター、応援スタイルであったり、段階的に準備していこうというレイヤーだったが、4月1日の政府専門家会議、NPBとの協議などを踏まえて、白紙撤回となった。感染が確認していないエリアでも様々な備え、たとえ無観客であってもするべきではないという提言があった。日本国内での感染拡大を阻止するという強い意思を受けたものがあり、白紙撤回のタイミングでは無観客での開催も含めて再開を見送った。今後、どういうタイミングで問題が改善を図れるかは、現在は緊急事態宣言を守りながら、その精神をもちながら、沈静化を待つという状況に変わりがない。

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