堅守のFC東京を崩せず 攻撃のスイッチをいかにいれるべきか【河合貴子 試合のポイント/J第5節FC東京戦】
(Report by 河合貴子)
FC東京に7年ぶりの敗戦を喫する
新型コロナウイルスの感染・拡大防止のため、致し方ないことであったが・・・・。浦和を愛する人々が、アウェイの味の素スタジアムに1人もいないなんて・・・。ガランとした物静かなアウェイ側のゴール裏が、ものすごく空虚な空間でしかなかった。本当に久しぶりにFC東京に負けた。長谷川監督が「理想的な展開で浦和に勝てた」とニヤリと笑った。
試合開始から相手の出方をうかがう睨み合うような試合展開であったが、徐々にFC東京がギアを上げてきた。FC東京は、橋本拳人選手をアンカーとしたトリプルボランチにし、4-3-3システムでかなりアグレッシブな布陣で挑んでいた。
3トップの一角であるディエゴ・オリベイラ選手が、サイドで攻撃の起点を作り攻撃のリズムを生み出していた。浦和にも全くチャンスがなかったわけではないが、FC東京の方が決定機を生み出していた。それでも今シーズン初先発となったマウリシオ選手や岩波拓也選手が踏ん張っていた。大槻監督は「先に獲られたことがすべてだと思う」と悔しがった。
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