浦レポ by 浦和フットボール通信

選手の特性で変化が出る攻撃 セカンド・ビルドアップと柴戸の存在【轡田哲朗レッズレビュー/J第6節柏戦】

(Report by 轡田哲朗)

最終ラインは固定傾向、前は入れ替わりながら

浦和レッズはJ1第6節のホームゲームで柏レイソルと対戦し、0-4で敗れた。試合後に大槻毅監督が「サポーターに謝罪したい」と話したのも仕方がない結果になったものの、前半25分くらいまでを見たら、なかなか想像のできない結果になったのではないだろうか。

正直なところ、年間を戦っているとこういうことになってしまう試合は必ずあって、FC東京戦よりも前向きで興味深い要素もあった。これが年間に4試合も5試合もあったらダメなのだけど、2試合くらいは許容した方が良いと考えている。

ひとまずスタメンを見てみると、最終ラインはFC東京戦と同じメンバーが並んだ。前回の3連戦の後、トーマス・デンの別メニュー調整があったことでそこにマウリシオが入った形になっているので、GK西川周作から橋岡大樹、岩波拓也、山中亮輔はずっとスタメンが続いている。一方で、ボランチから前に関しては柴戸海が割とスタメンが多いものの、かなり入れ替わりながら戦っていると言えるだろう。

どんなことにもメリットとデメリットはあるので、最終ラインとそこから前では違う要素を抱えていると言える。そのあたりのところは、少なからずこの試合のピッチに反映されていたのではないだろうか。

選手の特性による違いでチャンスを生み出した部分

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