個々の長所が共鳴した先制点 勝敗に直結するゾーンで上回った試合【轡田哲朗レッズレビュー/J第7節横浜FC】
(Report by 轡田哲朗)
センターバック入れ替えなどスタメンを5人変更
浦和レッズは26日のリーグ第7節、横浜FCとのアウェーゲームに2-0で勝利した。スタメンの入れ替えもトピックの1つであったけれども、タイプの違う相手に対して勝利できたゲームの過程は重要なものだった。
ひとまずメンバーを見ていくと、前節の柏レイソル戦からはスタメン5人が変更。センターバックが鈴木大輔と槙野智章へ総入れ替えになって、柏木陽介が右サイドハーフ起用になった。また、ベンチメンバーに目を向けると伊藤涼太郎が継続してチャンスを得たので、柏戦で大敗する中でも気を吐いたのが評価されたのだろう。また、最終的にピッチに立つ場面は訪れなかったものの、荻原拓也にとってもベンチ入りとはいえ1試合に絡むことができたのがキッカケになれば喜ばしい。
戦前からこうした噛み合わないマッチアップになることが予想された試合だった。緻密に立ち位置を取り、丁寧なビルドアップをテーマにしているようなチームで、俗に「良いサッカー」と言われそうな対戦相手だった。正しくは良い悪いの問題ではなく「好感度の高いサッカー」という感じで、特に指導者の勉強をする人や戦術的な興味の深い人に対して「人気のありそうなサッカー」だとは思うけれども、その相手に対してどのような出方をするかは注目された。大槻毅監督はハッキリとセットした時は追う、一度外されたら撤退するを方針にしたようだった。
相手ゴールキックの時が最も狙いの分かりやすいタイミング
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