12年ぶりの6失点 柴戸海が改善すべきと挙げた問題点とは
(Report by 河合貴子)
前半で5失点
試合終了の笛が鳴った瞬間、浦和の選手たちはピッチに崩れ落ちた。選手それぞれが、自責の念に駆られているかのようであった。
YBCルヴァンカップのC大阪戦から、中2日でJ1リーグの名古屋戦に臨んだ。大槻監督は試合前にこのアウェイ2連戦を「新たな局面」と話し、チームの「飛躍するタイミングにトライしたい」と話していたが、トライした結果は2-6の大敗。ピッチの中で共通意識の下で組織というものの歯車が狂い出すと、試合中に修正する難しさを思い知らされた試合だ。浦和を愛する人々にとって、熱帯夜に拍車をかける寝苦しい夜になってしまった。
武富孝介選手が今シーズン初スタメンとなり、C大阪戦からスタメンが9選手入れ替えてフレッシュな状態で挑んだ。
ゲームの入り方は悪くなかった。だが9分、浦和の右サイドをマテウス選手、シミッチ選手、吉田選手のトライアングルで崩され、金崎選手のクロスにDF裏へと抜け出した前田選手のシュートを西川周作選手が止めるも、そのこぼれ球を前田選手が押し込まれてしまった。
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