浦レポ by 浦和フットボール通信

ビハインドから打った手は論理的なもの 踏んだ後手が響いた【轡田哲朗レッズレビュー/なでしこ第4節C大阪戦】

(Report by 轡田哲朗)

システムのミスマッチで後手を踏む

浦和レッズレディースは、9日のリーグ第4節のホームゲームでセレッソ大阪堺レディースに0-1で敗れた。先週、優勝を争うなら乗り越えなければならない壁である日テレ・東京ヴェルディベレーザに勝利しただけに、あまりにももったいない試合になった。

もちろんセレッソはこのゲームまで3連勝で臨んできていて、浦和に勝ったことで無敗の4勝になって首位なのだから弱いチームではないのだけど、最終的にセレッソが優勝争いのきわどいところまで行くかというと、そのような予想はしていない。もしかしたら3か月後にものすごい勢いで謝ることになるかもしれないけれども、基本的には戦力的なものを見れば中位でフィニッシュするチームだと考えている。

それで、このゲームはシステムのミスマッチをどちらがうまく使うかという点で、浦和が後手を踏んだことが痛かったゲームになった。森栄次監督は前半の飲水タイムで修正を図ることになるのだけど、その時にはスコアがすでに0-1になっている。それに加え、PKを池田咲紀子が素晴らしいセーブで止めてくれた上でのものだから、それだけ明確な決定機を作られているという構図だった。

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