だから3連勝は難しい どこまでリスクを受け入れ、それに応えられるのか【轡田哲朗レッズレビュー/J第12節神戸戦】
(Report by 轡田哲朗)
少し変わった神戸のゾーン形成と、それを生かしきれなかった面
浦和レッズは23日のJ1第12節、ヴィッセル神戸とのホームゲームに1-2で敗れた。2連勝をして迎えたゲームであり、勝っても引き分けても負けても驚かない試合内容と展開だったけれども、結果は負けに出た。図らずも、プレビューで記した3連勝は簡単にできないというものが言霊のようになってしまった。
この試合、神戸に所属する世界的なスーパースターである元スペイン代表アンドレス・イニエスタが3年連続で埼スタの試合を負傷欠場したことも話題になったが、それ以上に神戸は大量に選手を入れ替えた。一方の浦和はエヴェルトンが外れたのは私にとって少し驚きだったものの、サンフレッチェ広島戦、ガンバ大阪戦との兼ね合いで疲労を考慮した部分もスタメンからは感じられ、想定したものに近いメンバーだったように思う。
まず神戸のシステムは4-3-3と分類して良いけれども、浦和ボールの時には少し変わった守り方をしていた。浦和はセンターバックの2人に加えて柴戸が列を降りるか橋岡が中に絞るかして、最終ラインが3枚になるボールの持ち方をすることが多い。
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