浦レポ by 浦和フットボール通信

理屈でない進歩を感じたゲーム 優勝するチームが取る勝ち点3【轡田哲朗レッズレビュー/なでしこ10節伊賀戦】

(Report by 轡田哲朗)

8勝1敗の首位ターン、2強との直接対決にも勝利

浦和レッズレディースは、12日のなでしこリーグ第9節のホームゲームで伊賀FCくノ一三重に2-1で勝利した。決して楽なゲームではなく、それもどちらかと言えば自分たちの中にうまくいかない部分があっての試合だったが、後半45分にエースの菅澤優衣香が決勝ゴールを奪った。

これで半分の9試合を終えて8勝1敗の勝ち点24、2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザとは勝ち点5、3位のINAC神戸レオネッサとは勝ち点7の差をつけての首位ターンになった。その上で、この2チームとの直接対決にいずれも勝利している点も価値を高めているともいえるだろう。

浦和は昨季に森栄次監督が就任してから、4-4-2や4-2-3-1を基本にしながらも選手たちが流動的にポジションを替えながら、パスワークの質を高めた攻撃的なサッカーに取り組んできた。1年半前に始めた取り組みの当初の時点で「選手たちがこういうサッカーを待っていたように感じる」と森監督が話したように、選手たちの受け止め方は前向きだったし、プレーモデルの浸透も早い方だったように思う。

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