浦レポ by 浦和フットボール通信

柏木の起用は本来の計画通りに見える 整理すべき列を降りるプレー【轡田哲朗レッズレビュー/J第29節FC東京戦】

(Report by 轡田哲朗)

永遠に詰まらない1点差に見えたゲーム

浦和レッズは30日にJ1第29節の先行開催で、FC東京とのホームゲームに0-1で敗れた。今こうして記してみて、「ああ、1点差だったのか」と感じるほどで、例えばレースなどで「僅差だけど永遠に詰まらないと感じる差」とでも呼ぶべきものがあるのだけど、この1点差ゲームがそうだった。失点は前半37分で、アディショナルタイムを考えないとしても、あと53分もあったはずなのに、ゴールが決まるイメージはわかないまま時間は過ぎ去っていった。

このゲーム、26日の横浜FC戦の後半に続いて柏木陽介が中央で起用された。そのことについては1つテーマを設けるとして、左サイドバックに宇賀神友弥、2トップは興梠慎三と武藤雄樹で、この辺りの選手たちが時にイメージをシンクロさせたプレーが発生した時にゴールにつながりそうな瞬間があった。それも、前半20分までで幕を閉じてしまった感はあったけれども。

ソフトランディングを模索したように見えた象徴が柏木

(残り 2353文字/全文: 2793文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ