「楽をする」のは悪じゃない 対3バックの効率性を高めることが次の課題【轡田哲朗レッズレビュー/J26節広島戦】
(Report by 轡田哲朗)
中2日でもメンバーは10人が継続
浦和レッズは3日のリーグ第26節(27試合目)のアウェーゲーム、サンフレッチェ広島戦に1-1で引き分けた。ポイントの1つになったのは、大分トリニータ戦に続く3バックの相手にどれだけ機能性の高い試合をして結果につなげることができるか。ホームゲームで手も足も出ないような押し込まれ方をした相手に対し、どれだけ成長を見せられるかが1つだった。
スタメンは左サイドバックのところで、山中亮輔に代えて宇賀神友弥という選択だった。中2日のゲームで、大分からの移動と広島への移動を加味すると通常のインターバルよりも負担は大きいが、現時点で結果を出しているチームの機能性を重視したのだろう。また、何度か記しているように大槻毅監督には、「勝っているチームは変えない。結果が出なかった後にはバッサリ変える」という、ブラジル人監督に多く見られる起用法が少し感じられる。
そんなわけで、ベンチ入りメンバーにレオナルドがいなかったことが一部で話題になったが、あまりそこで抽象的な文脈を想像しない方が良いと思っている。試合後に広島の城福浩監督が、「0ー0で推移してようが、点を取られようが、我々がボールを握るだろうと思っていた」と話したように、そうした試合展開を加味した上でレオナルドより武冨孝介を入れたかったということだってあるし、この辺りのことは難しい部分がある。
マイボールの安定は、効率的な試合運びにつながる
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