大槻監督が変革元年を掲げたここまでを振り返る 信念を貫き通す強さの裏にあったものとは
(Report by 河合貴子)
少しずつかみ合ってきた現状を振り返る
『変革元年』と位置付けてスタートした今シーズン。コロナ禍でなかなか思うような結果と内容が噛み合わず、季節が秋へと変わるとともに浦和もようやく『変革元年』の手応えを掴み始めている。10月10日の鳥栖戦を皮切りに6戦無敗である。とはいっても3勝3分けだ。引き分けた3試合の中では、勝ちきれない試合もあったし、何とか引き分けまで持ち込めた試合もあった。ブレずにやり続ける中でなかなか安定した闘いができないが、それでも負けないことは好材料だ。
大槻監督は「現有戦力の中で、やろうとしていることの最大値を引き出すにはどうしたら良いか、常に頭に入れてやっている。その中でシーズンを通じてアジャストし成長している選手とか、これは大きな要素だと思うがコンディション面を作っていくスピード感が、キャンプから2月頃まで作ってきて、また4カ月空いて7月4日までにもう一度作りなおすところでかなりバラツキがあった。そこからコンディションが整ってきて、ゲームフィーリングが合ってきたときに、メンバーが徐々に変わってきた流れだったと思う。やり方で、人のできることを変えていく、グループでできることを変えていく作業と、やれる人のコンディションが上がってきて戻ってきたり入ってきた、ということが同時進行で行われて現在に至っていると思っている。
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