浦レポ by 浦和フットボール通信

レディース版森脇劇場の舞台裏 浦和レッズレディース優勝インタビュー栗島朱里選手【こぼれ話】

(Report by 河合貴子)

皇后杯でリベンジする

「私は、絶対に笑わない」と心に誓っていた栗島朱里選手。

それは、6年ぶりに優勝を決めた優勝セレモニーの一コマであった。キャプテンの柴田華絵選手が優勝カップを掲げたあとに、次々と選手たちが優勝カップを掲げて喜びを分かち合う中、高橋はな選手だけが一人だけ歓喜するオチだ。もともとは、森脇良太選手が浦和に在籍中に始まったことであった。

2015年のファーストステージ優勝した時に、チームのムードメーカーの一人であった森脇選手が優勝カップを掲げたとき、お約束のように誰も反応しなかった。スタジアムが、ほのぼのとしたどこか暖かい雰囲気に包まれる一人だけ歓喜する落ちは、誰からも愛される森脇選手ならではの物で、それは「森脇劇場」とも言われるほど浦和を愛する人々に定着し人気であった。その「森脇劇場」というか、森脇芸がまさかレディースの優勝で伝統芸となって高橋選手が受け継ぐとは思いもよらなかった。

「はな(高橋選手)に絶対にやらせようとコソコソ伝えて、作戦会議をしていた」と栗島選手は、優勝セレモニーを思い出しながら嬉しそうに笑った。

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