浦レポ by 浦和フットボール通信

札幌に完敗で10位でシーズン終了 250試合出場の武藤雄樹は来季の躍動を誓う【河合貴子 試合のポイント/J34節札幌戦】

(Report by 河合貴子)

スクランブル体制で挑むも最終戦を勝利で飾れず

埼玉スタジアムにある、もみの木広場の色鮮やかなクリスマスのイルミネーションが、空虚な心を逆なでする。今シーズンのラストゲームは、『THIS IS URAWA』と誇れるものがなかった。9勝9分け15敗で13位の札幌を相手に、0-2と完敗。せめてシーズンの最後の試合ぐらいは、浦和の意地を見せつけたかった。

怪我を理由にトーマス・デン選手とレオナルド選手は早々に帰国し、柏木陽介選手は右膝関節遊離体、関根貴大選手は左足ガングリオンで手術し、別メニューで調整していた青木拓也選手と槙野智章選手は何とか最終戦に間に合わせたが、右足打撲の伊藤涼太郎選手や別メニューで調整していた武富孝介選手だけでなく、川崎戦で負傷したマルティノス選手と長澤和輝選手も欠き、シーズン最後に野戦病院のように怪我人だらけになってしまった。

大槻監督は「一番大きいのはメンツ的な問題で、前の方の選手の数が足りなくて、長澤とかマルティノスが前回の試合でケガをしてメンバーに入れないというところも含めて、後ろの方の選手がサブも含めて多い、4-4-2でやると後ろの方の選手しかサブがいないという状況で、どういった解決策を見いだそうかというところで、このシステムを選択しました」と苦肉の策で今シーズン初めてとなる柴戸海選手をアンカーとした3-1-4-2システムで挑んだ。

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