浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースが皇后杯決勝に挑む 中4日の連戦をいかに挑むか?

(Report by 河合貴子)

森監督は連戦の難しさを語る

今シーズン・ラストゲームを飾る皇后杯決勝は、願ってもない最高の舞台となった。皇后杯・決勝まで勝ち上がった浦和レッズレディースの相手は、これまで煮え湯を飲まされ続けてきた日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザだ。今シーズン、なでしこリーグで優勝し新女王に輝いた浦和だが、日テレ・ベレーザとはリーグ戦で1勝1敗だ。昨年の皇后杯決勝は、12月29日NACK5スタジアム・14時キックオフで開催され、激突した日テレ・ベレーザに0-1で敗戦を喫し、日テレ・ベレーザに皇后杯3連覇と2年連続3冠を目の前で決められてしまった経緯がある。なでしこリーグ新女王として臨む皇后杯決勝で、積年の恨みを晴らし、真の女王として輝きたい。

森栄次監督は「難しい試合になると思っている」と険しい表情を浮かべ「ビハインドになってしまうと、苦しい展開になるということは思っている。最初の1点がどちらに入るかは分かりませんが、その1点が非常に大事だと思っている。勝ちにこだわりながら、もしかしたら今までのスタイルも少し変更しなければいけないということも視野に入れながらやっていきたい」と前線から激しいプレスを掛けて、攻守において主導権を握る闘い方の変えることを考えていた。

やはり、雪の中で闘った準々決勝からたった中3日で、底冷えのする京都で準決勝をアルビレックス新潟レディースと120分闘い、PK戦までもつれた選手たちのコンディションの問題が大きい。

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