浦レポ by 浦和フットボール通信

塩越柚歩が皇后杯決勝で見せたい成長した姿とは

(Report by 河合貴子)

成長した姿をみせる

昨シーズン、女王に君臨し続けてきた日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザに皇后杯3連覇を決められ、浦和レッズレディースの悲願である皇后杯初優勝の夢が破れた。菅澤優衣香選手と高橋はな選手の2トップで勇猛果敢に挑んだが、7分に籾木選手(アメリカ女子リーグ・現OL・Reign)のCKから田中選手(現INAC神戸)に先制点を奪われて、浦和の激しい前線からのプレスをいなされ思うようにセカンドボールも拾えず、DFの裏を狙われたり中盤での主導権を握られ苦しい展開をしいられた。しかし、後半に本来の4-2-3-1へと戻して攻撃のリズムを作り出しだし、あと1歩のところまで迫ったがゲーム巧者の日テレ・ベレーザの牙城を崩すことができず0-1で敗戦した。あれから1年、浦女たちは「追いつけ!追い越せ!」と言わんばかりに『打倒ベレーザ』を掲げて本当に大きく成長してきた。

その筆頭が、今シーズンなでしこジャパン(日本女子代表)に初招集された塩越柚歩選手だ。トップ下でも2列目であれば、流動的にポジションチェンジをしながらゴールへと向かう推進力は、プレー面だけでなくメンタル面でもこの1年で目を見張るものがある。

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