リカルド・ロドリゲス新監督が魅せるバリエーションに富んだサッカーとは【J2番記者、郡司聡が解説】
(Report by 郡司聡)
基本布陣とキーとなるポジション
4年を掛けて徳島ヴォルティスをJ1昇格へと導き、来日5年目は浦和レッズを率いることになったリカルド・ロドリゲス監督。徳島では柔軟性のある“フレキシブル”なチームを構築してきた。
シーズン終盤は[4−2−3−1]を基本布陣として採用してきたが、徳島はボール保持時と非ボール保持時でシステムを柔軟に変えて戦った。ボール保持時は主に[3−4−2−1]で非ボール保持時は[4−4−2]がベース。GKも含めた最終ラインから丁寧なビルドアップで進撃し、相手のポジショニングの隙を突くように人とボールが動く。中盤の攻撃的なポジションの選手は相手のギャップでボールを受けて縦横無尽にボールを運べるタイプが重宝され、前線には最終ラインの背後を突ける選手を配置することで相手の陣形を縦に広げる役目を担う。幅と奥行きを駆使することで相手にプレッシャーの掛けどころの的を絞らせず、逆に相手が徳島のビルドアップに食い付き過ぎれば、空いたスペースを有効活用して攻めに出る。
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