浦レポ by 浦和フットボール通信

レオナルド、4バック、マルティノスイヤー【2020年の記事アクセスランキング】

2020年は浦和レッズが新たに掲げた3年計画の1年目として、大槻毅監督が新たに4バックを導入をして、シーズンに挑みました。しかし開幕直後に、誰もが予想だにしなかった、新型コロナウイルス感染拡大によりリーグ4ヵ月の中断ということもありました。そんな2020シーズンの浦レポのアクセスランキングベスト10を発表します。やはり新たなチャレンジに向けたシーズン前の期待感が強かったことを感じるランキングとなりました。

1.レオナルド「興梠慎三は最高の選手」と絶賛 2トップを組んだ時のイメージとは

良いキャンプを過ごせている

沖縄一次キャンプ6日目になると、選手たちの足は張りがあり身体も重そうな印象を受けた。しかし、「シーズンに向けて、良い準備になると思う。6日目でも、かなりインテンシティが高いトレーニングをこなしている。」と笑顔を見せたのはレオナルド選手であった。

「できるだけ早くチームに慣れようとしているところだが、新加入の選手が少ないので、チーム全体のベースが出来ているところに入っていくアドバンテージがあると思う」と笑った。

加入したばかりで他の選手たちの特長などはつかみ切れていないが、全くチームのベースがない状態よりは良いとポジティブに考えることができるようだ。沖縄一次キャンプインしてから、ピッチ外で戸惑う仕草をするとすぐにマウリシオ選手がフォローしているシーンを見かける。

「もちろん同じ言語を話すブラジル人といる時間は長い。マウリシオ選手から僕もたくさん学ぶことがあるし、彼が僕から学ぶことがあればと思っている」とマウリシオ選手に頼りぱなしではないようだ。

2.ファブリシオ、マウリシオ、エヴェルトンは来日が遅れる 2020シーズン始動から4バックに着手

新加入のレオナルドは2トップの一角に

雲の切れ間から太陽が顔を出すが、底冷えがする中で、浦和の2020シーズンの練習がスタートした。心身共にリフレッシュした選手たちが、ミーティングを30分ほどしてピッチへと駆けだしていった。

新加入のレオナルド選手は、マルティノス選手と談笑したり浦和に馴染もうと積極的にチームメイトとコミュニケーションを取るシーンも見られた。またレンタル移籍から浦和へと復帰してきた伊藤涼太郎選手は、違和感を感じさせないぐらい溶け込んでいた。

3.山中亮輔が「かなり自信があるので期待してほしい」と4バックに自信 同サイドの関根とのコンビも相性抜群

左サイドのスペシャリストが違いを見せる

屈辱にまみれた昨シーズンだった3シーズン連続してシーズン途中で監督が変わり、浦和の誇りが地に落ちたシーズンから脱却を目指した変革元年の今シーズン。『攻撃的サッカー』を掲げて、大槻監督体制のままで今シーズンが始まった。明確なチームコンセプトの下で、大槻監督は4-4-2システムを導入した。システムが変わり、選手の配置が換わると、こんなにも違うチームになるのかと正直なところ思う。選手たちは、それぞれのポジションでスタメンを狙い横一線のスタートとなった。しかし、烈火するポジション争いから1歩抜き出ている選手がいた。山中亮輔選手だ!

4.マルティノスが目の色を変えて「今季はマルティノスイヤーになる」と豪語した理由は

チームにフィットを目指して元気いっぱい!

「疲れた~」と言いながらも元気いっぱいの選手がいる。マルティノス選手だ!

昨シーズンの沖縄キャンプとは目の色が変わって気迫に満ちあふれていた。横浜FMから移籍してきた1年目の沖縄キャンプとは全く違っていた。今シーズンのマルティノス選手は、目の色が変わっただけではない、迷いから解き放たれて生き生きと躍動しているように感じる。

「キャンプは、毎年新しいシーズンの始まりだ。シーズンの終わりに何が起きてようと関係なく、一番大切なのは新しいシーズンに向けて身体を整える、フィットしていくことだ。もちろんモチベーションを高めることすべてが自分のためだ。自分ためが浦和のためになる。もちろん、僕は浦和のユニフォームを着ている。僕がフィットしていないと、浦和に迷惑を掛けることになる。自分の目標もあるが、チームの目標が大事だ。まずは、自分が本当にフィットすることだ。いろんな雑音はあるけど、第一の前提として、フィットしていることが大事だと思う」と神妙な面持ちで話した。

5.4バックだったら今季はどうなる? 激戦区や新加入選手のポジションはどこだ

紅白戦は4-4-2を採用。もし本格導入するなら・・・。

浦和レッズは7日にチーム始動日のトレーニングを行い、午前中には紅白戦まで行われた。もっとも、今日の時点ではマウリシオ、ファブリシオ、エヴェルトンが来日しておらず、武藤雄樹は昨季に負傷した肩の状態もありリハビリメニュー。また、宇賀神友弥も別メニュー調整だった。新加入選手では、武田英寿がまだ高校サッカー選手権の準決勝以降の戦いを残しているため、まずはそちらに専念ということになった。

その紅白戦では4-4-2システムが試された。今日の時点でのメンバーは河合貴子さんのレポートを見ていただければ良いが、結局は足りないところを動かして補っている。フルメンバーがいると仮定したら、誰がどこをやりそうなのかを布陣図で整理してみたい。大槻毅監督が練習後に「今日はセンターバックがいなかったから」と話したものの、こういうちょっとした想像力で楽しむのはプレシーズン初期の特権だ。これがキャンプも始まり陣容もハッキリしてとなったら、妄想や想像を記事にすることはできない。今だからこそ、それを想像してみよう。

6.ファブリシオが狙うポジションは2つ 新戦力レオナルドとのプレーイメージを語る

「今季はたくさんゴールを決めたい」

「去年とは、全く違うキャンプになっている。モチベーションも去年よりも高い!」と本当に嬉しそうにファブリシオ選手は話した。

浦和は、例年よりも早く1月7日から始動した。始動日には、家庭の事情で来日が遅れたファブリシオ選手の姿がなかった。出遅れたために他の選手たちはコンディションの違い、沖縄一次キャンプの初日から別メニューの調整が続いた。だがキャンプ3日目からは、完全合流を果たすところまでコンディションをあげてきたが、4日目は別メニューになってしまった。5日目は、他の選手よりも早くピッチに姿をみせて、石栗フィジカルコーチの下でステップワークなどに取り組んだ。遅れを取り戻すために、必死になっているファブリシオ選手がいた。

7.汰木康也が武藤雄樹と同部屋でうれしくてたまらない理由は【僕たち同部屋シリーズ第1弾】

メチャメチャ不安だったが

「同部屋は武藤君でした」と嬉しそうに声を弾ませた汰木康也選手。声を弾ませたのには、実は訳があった。

「最初・・・」と一瞬声を詰まらせ、「キャンプに入る前までは、同部屋はみんなから「マウリシオと」って言われていたんですよ。マウリのことは尊敬しているけど、メチャメチャ不安だった。みんなに嘘をつかれていたのかもしれないけど・・・。武藤君でホッとしている。マウリだと言葉の問題もあるし、あまり自分から外国人にコミュニケーションを取りにいくタイプじゃない。ファブリ(ファブリシオ選手)とかマルちゃん(マルティノス選手)は、向こうからコミュニケーションを取りにきてくれるけど、マウリは寡黙で自分も積極的にいくタイプではないので、大丈夫かなと思っていた。心配でした。武藤君は、普段からお世話になっている先輩のひとり。何回かご飯に連れって行ってもらったり、プライベートでもよくしてもらっているから~」と笑顔をみせた。

8.槙野智章がレギュラーから外れて思う心境とは

TMではDFリーダーとなり格の違いをみせる

YBCルヴァンカップ・仙台戦で5-2と快勝しスタートを切った翌日、大原練習場で行われた筑波大学蹴球部の練習試合に槙野智章選手の姿があった。

「僕も1年目以来からな・・・。公式戦の次の日に練習試合をやるのは」と話すほど、槙野選手が公式戦から外れることなど今までは考えられないことであった。

4-4-2システムを導入し、どのポジションも横一戦のスタートを切った。沖縄キャンプでは、センターバックの組み合わせをいろいろと試しながら共通理解を深めていた。槙野選手にとって4バックは全く経験がないわけではない。日本代表としても4バックに対応してきた。もともとポテンシャルを持っている選手だ。

9.マルティノスと同部屋の『ビギー』と呼ばれる選手は誰??【僕たち同部屋シリーズ第4弾】

ビックなビギー

「ビギーと同部屋だよ!」と笑ったのは、マルティノス選手であった。

「ビギーは、全く英語ができない。でも、お互いそんなに気むずかしい性格ではないので、ボディーアクションで手足を使ってコミュニケーションを取ったり、スマホでトランスレーション(翻訳)を使ってしゃべっている。部屋では、音楽をかけて踊ったり、歌ったりしている。オランダの曲を紹介したりしている」ととっても楽しそうなマルティノス選手だ。
しかし、『ビギー』と言われても全く、誰のことだか想像すらできなかった。

10.鈴木大輔が4バックで存在感 新たな役割で求められるプレーとは

熾烈なセンターバックのポジション争い

大原で始動して沖縄一次キャンプが始まる前に2日間のオフがあったとはいえ、キャンプでは基本2部練習が続いている。キャンプ4日目も午前はフィジカル、午後は戦術と心身共にかなりハードだ。

「けっこう身体的にはきてますよ~ハハハ!キャンプは、追い込まないといけない時期だ。しっかりと追い込めていると思う」と明るい鈴木大輔選手であった。まるで、この状況を楽しんでいるかのようだ。柏から移籍してきたばかりの昨シーズンの沖縄一次キャンプとは違い、「変な緊張感もなく、平常心でできている。気負うことなくできている」と良い感じでキャンプインができた。

2021シーズンに向けて、新監督の下でスタートするキャンプレポートも満載にお届けする予定です。どうぞお楽しみにしていてください。本年も浦レポをお楽しみいただき、ありがとうございました。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

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・秀逸だったクロスの動き、キーワードは敵将の「ブラインドサイド」【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第22節 磐田戦】

・橋岡大樹がプロとして迎える初めての夏に、大きな壁にぶつかっている今の心境を語る【選手ミニコラム】

 

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1992年Jリーグ開幕から地元ケーブルテレビの番組MCとして浦和レッズに密着取材をし続ける名物リポーター。姉御肌のキャラクターから、選手、サポーターから「タカねえ」の愛称で呼ばれている。

轡田哲朗 Profile
1981年10月30日生まれ、埼玉県出身。浦和生まれの浦和育ちでイタリア在住経験も。9つの国から11人を寄せ集め、公用語がないチームで臨んだ草サッカーのピッチで「サッカーに国境はない」と身をもって体験したことも。出版社勤務の後フリーに。

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