2021シーズンに向けたルールなどが理事会で決定
Jリーグの理事会が開催されて、2021シーズンに向けたルールなどが決定した。
〇交代人数は5名
交代人数については2020シーズン同様、5名交代となった。2021シーズンもコロナ禍において選手への負担が大きく、試合日程も過密であることから、選手の怪我を防止するためルールを適用する。
〇飲水タイムは導入
また飲水タイムについても、前半1回、後半1回の飲水タイムを設けるルールを適用することとなった。冬場においては必要のない時もあるという意見から、両チーム合意の場合は飲水タイムを設けないことも可能とすることとした。
〇U-21先発出場ルールは適用せず
ルヴァンカップU-21先発出場ルールは、Jリーグ公式試合のエントリー下限人数(13名)を設けるため、継続して本ルールを適用しないこととなった。
〇見なし試合の導入
2021シーズンから新たに見なし試合の導入を決定した。これは2021明治安田生命Jリーグ、2021Jリーグ YBCルヴァンカップにおいて、中止となった試合の代替開催日やスタジアムが確保できない場合、当該試合は開催したものとみなし、中止原因により、以下の対応とすることになる。
・エントリー下限人数を満たせなかった場合(新型コロナウイルス感染症の影響を含む)は、チームの責に帰すべき事由があるものとみなされる。
中止原因
双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止(荒天など)
試合の取り扱い
0-0の引き分け
中止原因
一方のチームの責に帰すべき事由による中止
試合の取り扱い
帰責性あるチームが 0-3で敗戦
中止原因
双方のチームの責に帰すべき事由による中止
試合の取り扱い
双方のチームが0-3で敗戦
〇脳震盪による交代の試行に
<原則>
・1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる
・「脳振盪による交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる
・氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会においては、既に交代で退いた競技者であっても「脳振盪による交代」に基づき、交代で競技者になることができる。
<交代の回数>
・「脳振盪による交代」は、「通常の」交代の回数の制限とは別に取り扱われる。
・チームが「脳振盪による交代」を「通常の」交代に合わせて行った場合、1回の「通常の」交代としてカウントされる
〇選手登録について
選手追加登録期限は10月1日として、登録期間(ウインドー)は第一登録期限は、1月8日から4月2日。第二登録期限は、7月16日~8月13日となった。
〇TEAM AS ONE基金
令和2年7月豪雨など梅雨前線等による一連の災害で被災された方々を支援するため、スタジアム等で Jリーグ TEAM AS ONE 募金を実施された。9月30日をもって受付を終了、10月30日付で日本赤十字社に募金で集まった3,549,557円が送金された。
理事会後のメディアブリーフィングで、村井チェアマンは「緊急事態宣言がどういう方針になるかによって機動的に対応対処していかないといけないと、申し合わせています。重ねてしっかりとした感染対策をしていくという目線合わせが出来ていると思います。
2020年のPUBレポートが完成しました。2020年の年間のコロナ対策が具体的にどういうディティールでどういうプロセスをふんだのか、意思決定がされたのかという感染対策が多くのボリュームをさいています。それにともなうフットボールがどういう影響を受けたのか、財務的な側面、toCの側面のトレンドなど様々な観点から掘り下げましたので、ぜひご覧になってください」と挨拶した。
URL : https://www.jleague.jp/img/pdf/PUB_REPORT_2020.pdf
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