浦レポ by 浦和フットボール通信

小泉佳穂がリーグ開幕戦に「打倒FC東京」の特別な思いがある理由【こぼれ話】

(Report by 河合貴子)

FC東京アカデミー育ちだからこその思い

リカルド・ロドリゲス監督新体制の下で、誰一人としてポジションを確約されている選手などいない。ベテランだろうが、中堅だろうが、若手だろうが全く関係ない。ましてや、即戦力として新加入してきた選手もルーキーも、すべての選手が『横一線』のスタートとなり、し烈なポジション争いが繰り広げられている。特別待遇などあり得ない世界だ。

「シーズンを通して、1試合でも多く出られるように良い準備をし続けることだ」とレギュラー入りを虎視眈々と狙う小泉佳穂選手。だが、小泉選手の中に2月27日に埼玉スタジアムで迎える開幕戦に向けて絶対に譲れない思いがあった。

「特別な思いが強い」と小泉選手は断言した。

もちろん浦和でのデビューがホームの埼玉スタジアムだということもあるだろうが、心の底から湧き出る闘志があった。それは、開幕戦の相手がFC東京だからだ。「僕はFC東京のアカデミーで育っている。そこに対して、すごく負けられない気持ちがある」と目をギラつかせ「相手にFC東京で一緒にやっていた渡辺剛がいる。渡辺凌磨が、高校の同級生なので、そういう意味でも絶対に負けたくない。強い気持ちで良いテンションで練習できている」とニヤリと笑った。

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