浦レポ by 浦和フットボール通信

浦和レッズに300万円の罰金 この問題について村井チェアマンが詳細を説明

Jリーグの第3回臨時実行委員会後メディアブリーフィング後では、浦和レッズの懲罰に対して説明が行われた。

懲罰決定となった問題については、2020年10月31日(土)に昭和電工ドーム大分にて開催された、2020明治安田生命J1リーグ第25節大分トリニータ戦において、浦和サポーターが感染対策の違反行為があり、そのことに対してクラブが適正な対応が出来なかったことにより、リーグから懲罰が与えられて、けん責、罰金300万円が与えられることとなった。

村井チェアマンはこれについて「昨年10月31日に大分ホームで行われた試合において、サポーターによるガイドライン、プロトコール、その他Jリーグの規約に関する違反行為がありました。浦和のサポーターは初めてのビジターを迎い入れる試合として大分に赴くわけですが、40人ぐらいのサポーターが完全個席制でしたが、自分の席を離れて立ち移動をして、密集を作って声を出す、指笛を吹くなどの行為がありました。これはJリーグ全体としては、ほとんどの試合で、感染ガイドラインを守って頂けていた状況でしたが、40人規模の方々が集団で密を作り、声を上げるという行為がありました。これはサポーターによるルールを逸脱した行為だったということです。その状況を見た大分のサポーターも浦和の方に集団で移動をしてクレームを言うという、ある種、突入行為もありました。これも理由はどうあれ、集団で移動して行動するという違反行為がありました。

それぞれクラブはサポーターに向き合って対処しているわけですが、Jリーグは直接サポーターに対する違反行為によって処分を決めるわけではなくて、そうした行為に対してクラブが適正に対処できたかどうか、こうした観点でクラブに責任を問うという立場です。そういう意味では、浦和レッズはビジターとしてしっかりとホームクラブと協力しながら違反行為が起こらないよう、管理監督する責任がありながら、そこが十分に行えなかったと考えています。また、その前からホームで浦和のサポーターがガイドラインに抵触する行為があったとマッチコミッショナー報告書にもありましたし、リーグがクラブにも注意を重ねてまいりましたが、初めてビジターにお伺いした時に問題が起こっているということでした。

大分は取り得る手段として、事前はサポーターに対するルール徹底するアナウンスメント、実際はサポーターの衝突が起こらないように、浦和レッズも協力しながら対処されており、大事には至らなかったが今後、対処対応を求めたいということで、けん責処分としました。

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