浦レポ by 浦和フットボール通信

小泉、阿部、伊藤敦の絶妙なトライアングルが機能【河合貴子 試合のポイント/J第1節FC東京戦】

(Report by 河合貴子)

開幕戦はFC東京に1-1の痛み分け

凛とした空気に包まれた早春の埼玉スタジアムで、2021シーズンの幕が切って落とされた。浦和の開幕戦の相手は、長谷川健太監督が率いて4年目を迎えチームのクオリティーが高いと下馬評のあるFC東京だ。そのFC東京を相手にリカルド・ロドリゲス監督新体制の下で1-1と引き分けた。勝ちきることはできなかったが十分にチームの方向性を示し可能性を感じさせてくれたものであった。

ポゼッション率は、何と浦和の59%。シュート数は浦和の9本に対して、FC東京は5本と大差はないが、CKの数は浦和が9本に対して、FC東京は前半の1本だけだ。いかに浦和が躍動していたかデータからも良く分かる。

FC東京の堅守の一角である森重真人選手が、試合後のZOOM会見で「自分たちのやりたいことが出来なかったという印象がある。もう少し守備の行き方の部分、ボールを奪いに行く所で、全体的に迷いが生じてしまったと思う」と困惑した表情を浮かべて話すほどだ。

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