浦レポ by 浦和フットボール通信

リーグ初先発の金子大毅がリカルドサッカーの中で感じている課題とは【河合貴子 試合のポイント/J第5節札幌戦】

(Report by 河合貴子)

割り切った戦いでスコアレスドローに持ち込む

日中の穏やかな春の陽気とは裏腹に、北風が底冷えをする寒さを呼び込んでいた。完敗を喫した横浜FM戦から中2日で迎えた北海道コンサドーレ札幌戦。札幌はコロナ禍の影響でG大阪戦が中止となり、浦和はコンディション的にもハンディーを負った闘いであったが我慢強く闘い0-0で終えた。

リカルド・ロドリゲス監督は「宇賀神選手はマリノス戦で最後に衝突する場面があって足を痛めていたので、今回の試合は回避することになりました。阿部の右サイドバックについては、ビルドアップの所でうまさがあるので、うまく出口になるように彼を起用しました」と話し、金子大毅選手をボランチで先発起用した。右サイドバックもこなせるトーマス・デン選手やスペシャリストである西大伍選手の完全復活が待たれるところだが、浦和の厳しい台所事情で致し方ない選択であった。

試合開始から主導権を握ったのは、札幌であった。しっかりとポゼッションしてくる札幌に対して、2ラインでブロックを作り、前線の杉本健勇選手をターゲットにして虎視眈々と狙い続けた。

(残り 2088文字/全文: 2566文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ