浦レポ by 浦和フットボール通信

カギはどれだけペナルティーエリアの外で守れるか 守備の機能性を図るポイント【川崎戦プレビュー】

(Report by 轡田哲朗)

右サイドバックに誰を起用するか注目

浦和レッズは21日にリーグ第6節の川崎フロンターレ戦を迎える。現時点で、J1の優勝候補最有力と考えて差し支えない強豪チームが相手だから、10回やって浦和の方が勝ち越すという考え方はしづらい。基本的には挑戦者の立場で入るゲームだと言えるだろう。2017年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝での戦いは、クラブ史上に残るような激闘だったわけだけれども、そこから3年半で随分と状況は変わった。なんでそうなったのかというような話は本筋から外れるので止めておくけれども、今はそれを受け入れてやっていくしかない。

メンバー選考のポイントになりそうなのは右サイドバックだと思っていて、宇賀神友弥は状態に問題があって前節の北海道コンサドーレ札幌戦を飛ばした。そういう意味では復帰の可能性が十分にあるとも言えるし、不安要素を抱えているとも言える。西大伍の復帰が近いということはリカルド・ロドリゲス監督のコメントからも感じられるけれども、シーズンの公式戦初戦がこの負荷の高いゲームで良いのかは考えるところだ。なぜなら、対面するポジションには三笘薫や長谷川達也が入ることが予想されるので、パスで振り回されるだけでなく対人守備能力の高さを問われる状況が想像される。

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