浦レポ by 浦和フットボール通信

西大伍がレッズでデビュー 西が指摘した今のチームに足りない部分とは【河合貴子 試合のポイント/ルヴァン杯柏戦】

(Report by 河合貴子)

1点が遠く柏に敗れる

リーグ戦では浦和が1勝2分け3敗、柏が1勝5敗と共に苦しんでいる。インターナショナルマッチウィークの中断期間に浮上のキッカケを掴みたい両チームの対戦となったYBCルヴァンカップだ。

リカルド・ロドリゲス監督は「4月、5月のJリーグをしっかりと闘う準備期間」と位置づけ、戦線離脱していた西大伍選手、興梠慎三選手をスタメンで起用し、左サイドバックに明本考浩選手、ボランチの一角に柴戸海選手、左サイドハーフに伊藤涼太郎選手を投入し、中盤がBOX型の4-4-2で挑んだ。一方の柏は、同じ4-4-2だがアンカーにヒジャルジソン選手を配置した中盤がダイヤモンド型であった。

試合開始から、攻守においてアグレッシブな姿勢で主導権を握ったのは浦和であった。落ち着いてボールを繋ぎ、柏のプレスを揺さぶり続けた。ポゼッションしていた浦和であったが、リーグ戦で浮き彫りになっていた課題の1つであるバイタルエリアから先の展開がうまくいかない。

15分には、左のスペースに流れた杉本健勇選手のアーリークロスに興梠選手がヘディングシュートを放つシーンがあったが、オフサイドであった。主導権を握った浦和であったが、前半に浦和が放ったシュートは2本、押し込まれた展開の柏も2本だ。

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