0‐7の処方箋(J論)

浦レポ by 浦和フットボール通信

組織力の向上と、「中の人」の成長 シュート数8本と2本の差が示すもの【轡田哲朗レッズレビュー/J第8節清水戦】

(Report by 轡田哲朗)

スタメンとベンチの合計18人が全く同じだった

浦和レッズは7日、リーグ第8節のアウェーゲームで清水エスパルスに2-0で勝利した。鹿島アントラーズ戦からの連勝で、先制点を生かしながら最終的に途中出場の選手がとどめを刺す。それが、ここまで苦しんできた杉本健勇だったということも含め、意義深い試合になったのではないかという感がある。開幕前の時点で、序盤は対戦カードからも苦戦は免れないだろうし、4月くらいからどれだけ勝ち点を詰めるかという趣旨のことはどこかで原稿にしたと思うけれども、想像以上に成長が早いなという感覚がある。

それで、このゲームは鹿島戦からスタメン11人とベンチ入り7人の合計18人が全て同じだった。試合と試合の間にあった新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手がいて、後に陰性と判断されたことによる練習環境などが影響したのかは分からない。単純に鹿島戦が機能性の高い試合ができたから継続したのかもしれないし、その辺りは次の徳島ヴォルティス戦も見ながら考えていけば良いと思う。

それで、この試合は浦和がシュート2本で2点を取って勝利したというのが話題になった。一方で、DAZNの画面ではシュートが8本だった。2本というのは、Jリーグが試合後に発行している公式記録のもので、その数字は私も確認した。この違いが何によって起こるかは集計方法による。DAZNに限らず各種メディアの場合は、足の振りや体の向きからボールを蹴った時点でシュートに参入することが多い。一方で、そのボールが本当にシュートだったのか、それとも強いパスやクロスだったのかはボールの軌道を見ないと分からない部分がある。だから、公式記録では蹴るなりヘディングされるなり、プレーされてからボールが概ね2メートルくらい進んだ時点でシュートであるかを判断する。強いボールを蹴って、至近距離でブロックされたようなものは参入しない。だから、こういうシュート数の違いが出る。だから、8本も2本も間違いではないし、極端なことを言えば「手元の集計で浦和のシュートが10本だった」と私が言えば、この原稿の中での正義はシュート10本と言うことすらできる。この辺の数字というのは、その程度のものだと受け取ってもらって良いと思う。

柴戸を見ることで変化がハッキリ感じられる

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