Jリーグがオンサイト検査を次節のルヴァンカップから導入を発表
第1回Jリーグ臨時実行委員会・臨時理事会後に会見が行われた。本日の臨時実行委員会で、新型コロナウイルス対策として、オンサイト検査の実施を決定したと発表した。
村井チェアマンは「変異株が猛威を振るっている状況の中でより安全性を確認するステップとして、オンサイト検査を加えることを決定しました。Jリーグは昨年の年間の陽性判定数を越える状況を迎えています。変異株の感染力の強さを感じている。そこに対応するべく、選手個々の感染対策に加えて、新たな検査体制を加えることで安全性を担保するために行います」と説明した。
チーム内に陽性者が出た場合などに、試合開始3時間前にオンサイト検査を実施。オンサイト検査で陰性が出た選手のみエントリーすることが可能となる。
オンサイト検査実施の基準は下記の通り。
(1) (2)に定める者が以下のいずれかに該当する場合、Jリーグはオンサイト検査の実施を指示する
1.直近の公式試合以降(ただし、直近の公式試合が1週間以上前の場合、試合開催日の1週間以内。以下同じ)に、新型コロナウイルス感染症の陽性診断を新たに受けた者が1名以上いる場合
2.直近の公式試合以降に公式検査で判定保留または自主検査で陽性が疑われる判定が出た場合であって、キックオフ3.5時間前の時点で確定診断が出ないことが明らかなとき
3.試合会場への移動日(ビジターの場合はクラブハウスを出発する日)からキックオフ3.5時間前までの間、以下の症状をもつ者が1名以上新たに発生した場合
(ア) 37.5度以上の発熱
(イ)上記のほか、医師により新型コロナウイルス感染症の感染が疑われるとの診断をされた場合
(2)前項の基準の判断対象者は、以下に定める者とする
1.Jリーグ規約第47条に定める選手・スタッフ(ただし、ドクターならびに「Jクラブ関係者」(Jリーグ規約第30条第2項に定める)以外のセキュリティ担当および記録員を除く)
2.Jクラブ関係者のうち、エントリーの可能性のある選手・スタッフに接触している可能性が合理的に高いと考えられる者(登録外のコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブ役職員などをいうがこれらに限られない)
■オンサイト検査の受検対象者
・クラブの判断でエントリーの可能性のある者を選定することができる
■オンサイト検査後の対応
(1) オンサイト検査が陰性判定であった場合、試合後ただちにPCR検査を受検し、陰性判定が出れば、次の公式試合へエントリーが可能となる
(2) オンサイト検査で陽性判定となった場合、ただちに隔離し、医療機関を受診する。医療機関等でPCR検査を受検したあと、さらに24 時間以上の間隔をあけてPCR検査を実施し、2回とも陰性判定が出れば、次の試合へエントリー可能となる
(3) 前2項に定めるPCR検査の結果は、重要事象フォームでただちにJリーグへ報告する
(4) PCR検査はクラブによる自主検査として実施する
オンサイト検査は、次節のルヴァンカップから適応されることになる。