浦レポ by 浦和フットボール通信

リカルド監督がユンカーをさらに輝かせるために考えていることとは

(Report by 河合貴子)

課題の守備も改善されつつある

J1リーグ戦デビューから4戦連発と、しっかりとゴールを決める活躍をみせつけたキャスパー・オーランド・ユンカー選手。まさに、北欧からやって来た赤き騎士だ。

リカルド・ロドリゲス監督は「大きな驚きはない。彼がゴールを決める力があることは知っていた。彼が、どういう風に順応しているのかという点では、しっかりとできていると思うし、それを結果でもしっかりと証明している。コンビネーションのところは、彼が改善というよりはチームの慣れの部分だったり、連携のところだったり、これから時間が解決してくれる。いずれにしても、彼がチームにプラスの要素を与えてくれているのは間違いない。良いプレーをしていても、なかなか点が獲れなかった(今シーズンの序盤)過去があったが、彼はその中でゴールを決めてチームの勝利に大きく貢献してくれる選手の1人だ」と嬉しそうに話した。

コロナ禍のため2週間の隔離期間を経て、浦和にやってきて約1ヶ月だ。この順応性というか適応能力は本当に素晴らしい。公式戦デビューとなったYBCルヴァンカップのアウェイ柏戦では、試合開始9分に汰木康也選手のスルーパスにDFの裏へ抜け出して、左足を振り抜き閃光一撃の初ゴールを決めた。ワンチャンスでの得点能力を見せつけることになった。

だが、前線からのはめ込む守備のタイミングやコンビネーションは、どんなに優れた選手でも新天地で戦術を理解していくには時間がかかり課題は残っていた。

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