浦レポ by 浦和フットボール通信

第1戦は突破条件を作る試合 それを踏まえた判断が注目ポイントに【轡田哲朗レッズプレビュー/神戸戦】

(Report by 轡田哲朗)

プラスマイナス2点差なら突破も敗退も現実的

浦和レッズは6日にヴィッセル神戸とルヴァン杯プレーオフステージ(16強)のホーム&アウェー、第1戦のアウェーゲームを戦う。昨季は新型コロナウイルスの影響で縮小された上にグループステージで敗退したので、2019年のAFCチャンピオンズリーグ以来の2戦マッチになる。

当時から折に触れて記していたけれども、しばらく間も空いたので改めて確認したいのは、「第1戦は突破条件を作る試合」であり、「第2戦は突破条件を満たす試合」であることだ。極端なことを言えば、第1戦に0-10で負けたとしても、第2戦に11点差以上の勝利が必要という条件ができたに過ぎない。

とはいえ、2015年の準々決勝で、アルビレックス新潟を相手に初戦0-5をやってしまい、第2戦に3-0で勝ったものの足りなかったというのは分かりやすい反面教師だとは言える。第2戦に対してどれだけ有利な条件を作るかというのは大事だし、言い出せばキリがない。ただ、実際のところはプラスマイナス2点差であれば第2戦に対して突破も敗退も非常に現実的だと言えるだろう。

この2試合は日曜日から日曜日の中6日だが、この間にある9日の水曜日には天皇杯の試合が入る。対戦相手がJ3のカターレ富山であることからも、ここでターンオーバーしながら臨むことが有力な選択肢だろう。そうした意味では、浦和も神戸もこの16強の2試合にはリーグ戦で試合に出ることの多いメンバーを送り込むと予想される。ただ、彼らは古橋、浦和は鈴木彩艶が代表活動で不在になっている。

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