クラブ、監督も望んでいた江坂任の補強に成功した理由 期待する役割は?
(Report by 河合貴子)
理想の選手補強を実現
「浦和レッズのサッカーにすごく魅力を感じましたし、クラブのビジョンにも魅力を感じて」と大きな瞳をキラキラと輝かせて江坂任選手は、浦和への移籍理由を話した。柏で『背番号10番』を背負う江坂選手にとって、シーズン途中での完全の移籍の決断は簡単なことではなかったはずだ。「これは、自分の決断」と凛とした口調で答えた。「レッズのサッカーに自分のプレースタイルはすごくフィットすると思いました」と自信を見せていた。
江坂選手の名前は、リカルド・ロドリゲス監督の『こんな選手が獲れたら良いねというリスト』にあった。西野TDは「ただ、その時は獲れるはずがない環境でしたが、獲れるはずがない選手でも、日常的な情報収集はスカウティングスタッフを中心にしてくれています。その中で、突然取れるかもしれないという情報を得て、出来るだけ早く決断をして、アクションを起こそうということで動きました」と浦和側も江坂選手獲得に素早く動いたから実現できたのだ。
「強いチームには強いフロント、強化部。日本一を目指すなら日本一のフロントであるべきだし、アジア一だったら、アジア一の株式会社にならないといけない。そういった視点で、選手だけではなくて、監督、コーチ、メディカルスタッフ含めチームスタッフ、フロントを強化することを継続してきたので、そういった所がうまく機能し始めているのではないかと感じています」と西野TDは、嬉しそうに話した。
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