浦レポ by 浦和フットボール通信

リカルド監督が、藤原優大の相模原への移籍で期待していることとは

(Report by 河合貴子)

相模原でチャンスを掴め

「SC相模原で結果を残して、浦和レッズに帰ってきます」とコメントを残して藤原優大選手は、育成型期限付きでSC相模原へと移籍して行った。高卒ルーキー藤原選手にとって、百戦錬磨の槙野智章選手や岩波拓也選手、U-24オーストラリア代表のトーマス・デン選手たちのポジション争いは正直な所、厳しいものがあった。さらに、デンマーク代表歴のあるショルツ選手の獲得も発表されている。開幕してから出場した公式戦は、YBCルヴァンカップ・グループステージ・湘南戦、アウェイとホームの2試合であった。

「プロの世界は自分が思っていた以上に厳しい世界で、なかなかうまくいかず、プレーする機会は限られていました」とJ1の舞台で闘う浦和の中で、プロの世界の厳しさを目の当たりにしたのだ。試合出場の機会が得られないとはいえ、スキルの高い興梠慎三選手や武藤雄樹選手、キャスパー・ユンカー選手を相手に練習で対峙することにより藤原選手のスキルアップに繋がっていったはずだ。ただ、公式戦でしか得られない真剣勝負の場での経験は、何物にも代えがたい物があるのも事実である。また、今回の育成型期限付き移籍ではSC相模原の高木監督の強い要望があっただけに、J2の舞台で試合経験を積むことになるだろう。

西野TDは「新たな環境の中で出場機会を数多く勝ち取ってくれるという期待をもって選手をお預けしたいと考えています。成長して戻ってきて、今後の浦和レッズの戦力となってくれることを強く望んでいます」と期待を込めて藤原選手を修行に出した。

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