浦レポ by 浦和フットボール通信

鬼門の大分で敗戦 大分の守備網を崩すために必要だったこと【河合貴子 試合のポイント/J22節大分戦】

(Report by 河合貴子)

中断前最後の試合を勝利で飾れず

東京オリンピックにより中断期間に入る直前の3連戦のラストゲーム、下位に低迷するにしっかりとアウェイで勝って終えたかった。約71%もボールを支配していたのにもかかわらず、0-1と大分の固い守備に浦和は泣くことになってしまった。

天皇杯3回戦から中2日となった対戦で、スターティングイレブンを7選手入れ替えて挑んだ浦和に対して、大分は全員を入れ替えてきた。昭和電工ドーム大分の屋根は閉じられ、無風状態で、湿度が何と83%と過酷なピッチコンディションでの戦いを強いられ、浦和の動きは重かった。大分の5バックにしてブロックを退いた守備網に対して、浦和は打開策を練って臨んだが、特に前半からオフ・ザ・ボールの動きが消されてしまった印象を受けた。しっかりと浦和対策を練ってきた大分の戦術にはまってしまったのだ。

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