過去、現在、未来を繋いだ平川忠亮引退試合 今後は指導者としてレッズをアジアNO.1クラブへ
(Report by 河合貴子)
過去、現在、未来を繋いだ引退試合
平川忠亮引退試合の名の下に浦和駒場スタジアムに駆けつけた選手たち・・・。過去、現在、未来を繋ぐ浦和愛がピッチに溢れていた。浦和一筋17年間、浦和の黄金期だけでなくJ2降格の危機に直面した経験もした平川選手ならではの引退試合であった。浦和を愛する人々にとって、本当に幸せを感じられる至福の時であり、クラブ、選手たちと一丸となって闘い再びアジア王者になり世界と闘う決意と覚悟をした一日でもあった。
前半は、URAWA☆☆☆LEGENDS対現役の浦和選手たちとの対決となり、引退して身体が重そうな選手を今もなお現役で活躍する小野伸二選手や柏木陽介選手、興梠慎三選手、宇賀神友弥選手、関根貴大選手、槙野智章選手、西川周作選手たちが支えるチーム構成であった。現役の選手たちが先輩たちに少し遠慮しているようにも感じられたが、新加入の江坂任選手のお披露目にもなっていた。
先制したのは現役チーム、明本考浩選手が起点となりピッチの中央から柴戸海選手、武田英寿選手、江坂選手とテンポ良くボールを繋ぎ武田選手の渾身のミドルシュートが決まった。
飲水タイムをはさみ、平川選手がPKをしっかりと決めて追いつき、前半終了間際に森脇良太選手のクロスにゴール前に走り込んだ平川選手の強烈なシュートが現役チームの守備陣にブロックされながらもゴールへと吸い込まれていった。
リードを許した現役チームは、いくら平川忠亮引退試合とは言えこのままでは終われない現役の意地がある。汰木康也選手の緩急をつけたドリブル突破から江坂選手が見事なヘディングシュートを決めて2-2で前半を折り返した。
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