リカルド監督の「重要な8月の連戦」に向けて新戦力融合への手応えとは
(Report by 河合貴子)
3大会の試合を迎える8月の連戦
Jリーグ中断期間の約1カ月間でコロナ禍の影響や酷暑によって、リカルド・ロドリゲス監督が思い描いていたようなチームの積み上げができなかった。中断明けの初戦となった札幌戦では、それが顕著にあらわれてしまった。
リカルド監督は「まず自分たちが今、何をしないといけないかというと、札幌戦で見せたパフォーマンス以上のものを見せないといけない。札幌戦は、相手が上だったと思う。改善点は、たくさんある。フィジカルの面だったり、パスを簡単にロストしてしまうところだったりする」と険しい表情を浮かべていたが、「ここから新たな浦和レッズが出来上がっていく」と力強く話した。その言葉は、言霊のように感じられた。
東京オリンピックが終了して酒井宏樹選手もやっとチーム合流し、入国が遅くなったショルツ選手、スピード移籍となった平野佑一選手たちも練習に参加している。さらに木下康介選手の加入も決まった。江坂任選手を含めて、この夏の移籍ウィンドウで浦和へと5選手がやってきたのだ。リーグ後半戦、天皇杯、YBCルヴァンカップと戦力は整った。あとは、既存の選手たちと新戦力との融合だ。
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