浦レポ by 浦和フットボール通信

何か大きく変えるならこの試合か、連戦の第2フェーズへ【轡田哲朗レッズプレビュー/広島戦】

(Report by 轡田哲朗)

西での連戦からホームに戻ること、相手が3バックと予想されること

浦和レッズは25日にサンフレッチェ広島とリーグ第26節の試合を戦う。前節、徳島ヴォルティス戦のレビューでも記したように、今季のリーグ戦における目標を来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の3位以内に置くなら、この広島戦と次の湘南ベルマーレ戦は勝ち点3を取るべきゲームだ。その上でシーズンの終盤戦、本当にタイトルとか最終順位を決めるような試合で「勝ちやすいチーム」にしていくためには、ゲーム内容を向上させて「勝ち点3が妥当な試合だった」というものを増やしていかないと、気持ちが空回るような厳しい11月みたいになってしまうだろうから、その両面を期待したい時期になる。

中断明けになった9日のコンサドーレ札幌戦から9月10日の横浜FC戦まで1週間空く日程のない連戦がある中では、京都、徳島と遠征が続いたこの前の試合までが1つのフェーズだったように見える。中3日とはいえ大原サッカー場に戻って落ち着いて全ての選択肢が検討できるトレーニングをした上で臨むことができること、ベンチ入りを含めて20人ほどの中だけで完結する4試合を消化した体力的なもの、負傷者やコンディション調整が必要な選手にそれなりの時間が与えられたこと、そして広島と湘南は3バックで臨んでくる可能性がすくなからずあること。これらの条件は、少しメンバーとやり方に変化を与えるならこのタイミングではないかという予想をさせる。

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