浦レポ by 浦和フットボール通信

クラブが掲げる理念の下、リカルド監督も「闘うというDNAが出来つつある」と手応え

(Report by 河合貴子)

苦しみながらも連勝を積み重ねる

「このチームの中には、闘うというDNAが出来つつあると思う」と嬉しそうにリカルド・ロドリゲス監督は言った。

約100年もの年月を経ても、このサッカーの街・浦和には勝利を求めて闘うサッカーのDNAが受け継がれてきている。もちろん浦和の選手であるために、「サッカーを極め、勝利を追求する」選手理念にもしっかりと刻まれているし、勝利を追求することに全力を尽くす姿勢や執念を示さないとならないのだ。クラブは、選手に必要な5つの要素として「浦和を背負う責任」「ひたむきさ」「尊敬」「挑戦と向上」「献身性」と明記している。

ただ、ある意味で「浦和を背負う責任」を感じて闘うDNAが植え付けられた選手は残念ながら少ない一方で、今シーズンは「挑戦と向上」という野心を持った新加入の選手たちが多いのは事実だ。その野心は、ACLに出場してアジアNO.1になり世界と闘うことや、浦和で活躍して日本代表となりW杯出場を果たすことだ。その思いが、勝利を求めて闘うDNAになっている印象だ。

リカルド監督は、中断明けの連戦を苦しみながらも勝利を収めたことの要因に「闘うDNAが出来つつある」と話して「選手たちのレベルも高いですし、クオリティーは高いものがあると思う。私が、好むスタイルで、いい内容でプレーしたいという希望はあるが、それができていなくても、闘えている。例えばプレスがかからなくて支配されたとしても、それで持ちこたえる精神力がある。選手たちはナーバスにならず、支配されていてもしっかりと守り、少ないチャンスでも決定力の高さを見せていると思う」と高評価をしたのだ。

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