浦レポ by 浦和フットボール通信

安定性と勝負所の見極めが注目 突破のためにどこで仕掛けるか【轡田哲朗レッズプレビュー/ルヴァン杯QF2川崎戦】

(Report by 河合貴子)

ボール保持率が川崎に大きく傾いたら難しすぎるゲームになる

浦和レッズは5日に川崎フロンターレとルヴァン杯の準々決勝第2戦に臨む。ホームでの初戦を1-1で引き分けたことから、突破条件は勝利もしくは2-2以上の引き分け。敗戦はもちろん、0-0の引き分けはアウェーゴール差で敗退となり、1-1で90分が終われば延長戦に突入する。カップ戦であるから、この第2戦は突破条件を満たすための戦いになる。もちろん、PK戦までやろうと何だろうと、次に進めば勝利だ。その他のことはボーナスポイントのようなものでしかない。

初戦のハイライトはもしかしたらスタメン発表の瞬間であって、江坂任と小泉佳穂の2人が前線に並んで記載され、キャスパー・ユンカーも興梠慎三もベンチ外だったこと。木下康介はベンチに入っていたが、最終的に出場機会は訪れなかった。そのちょっとしたサプライズなメンバー構成は、ユンカーの疲労やコンディションを考慮した面もあるのだろうが、川崎がどのような試合展開になると嫌がるかを考えた時には合理的なものでもあった。

この辺はリカルド・ロドリゲス監督の言葉を抜粋しながら紹介しつつ組み立てるのが早いと思うので、まずはそれを紹介したい。

「川崎に対してはボールをキープすることが大事だと言っていた。川崎はボールを持たせると非常に奪いにくいチーム。自分たちがボールをキープして、さらにそこからの展開というところで江坂が貢献してくれた。

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