浦レポ by 浦和フットボール通信

今週末WEリーグが開幕 柴田華絵「初代チャンピオンを目指して戦っていきたい」 

(Report by 河合貴子)

9月12日に日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕

日本初の女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』が、いよいよ9月12日に開幕を迎える。開幕を目前にして、参戦する11クラブの監督と代表選手たちがリモートに集結して記者会見が行われた。

岡島喜久子WEリーグチェアより「女子プロサッカーリーグの創設にご協力いただいたすべての皆様に心より感謝致します。3年ほど前から構想ができ、日本の女子サッカーの発展を願う多くの方々の力が集まり『WEリーグ』は誕生致します。いよいよ今週末に開幕戦が行われますが、ここに至るまでの道のりと皆様からのサポートを考えると、『WEリーグ』をぜひ成功させて女子サッカーだけでなく、日本の女子スポーツ全体の地位向上に繋げたい思いを改めて強くしています」と身を引き締めて会見に挑んだ。

『WEリーグ』創設には、女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人一人が輝く社会の実現・発展に貢献する理念の基で、プロ化により女子サッカーの環境の変化が競技力の向上に大きな力になるだけでなく、プロ選手たちには人間的な成長や発信力にも期待を寄せているものであった。

岡島チェアは「サッカーだけでなく、リーグが大切にしている「ジェンダー平等の理念」などについても発信していただくことによって、次の世代の子供たちにも影響を与えていってほしいと思っています」と話した。

そして「『WEリーグ』が成功するには、スタジアムでの付加価値が大切です。試合会場では、各クラブやリーグが思考を凝らした様々な企画を実施する予定です。また、地域貢献、活性化に向けても『WEリーグ』とクラブで協力をしていきます。多くの方に関心と興味を持っていただける存在を目指して、『WEリーグ』は9月12日に開幕いたします」と話した。

『2021-22 Yogibo WEリーグ』は、11クラブによるホーム&アウェイ方式の総当たり戦で、全22節の110試合が9月12日から2022年5月21日または22日まで開催される予定である。外国籍選手は5名までエントリーすることができ、警告累積が4回に達した場合は直近の同大会の試合が出場停止となる。

優勝賞金は、2,000万円とWEリーグトロフィーが授与される。なおWEリーグトロフィーは、女性の障壁として例えられてきたガラスをサッカーボールで壊したもので制作され「未来の可能性の象徴」「エンパワーメント」を象徴するものになるそうだ。制作過程をWEリーグの公式YouTubeで公開しながら、お披露目は初代女王が決まった時となる。ちなみに、2位は1,500万円、3位は500万円を手にすることができる。

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