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浦レポ by 浦和フットボール通信

「パスの選択は一切なかった」塩越柚歩の逆転弾で、WEリーグ開幕戦で白星【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ開幕戦 ベレーザ戦】

(Report by 河合貴子)

WEリーグ開幕戦を逆転勝利で制す

日本女子サッカー界の新たな歴史の幕開けに、勝利の名を刻むために両者譲らない白熱した闘いが繰り広げられた。三菱重工浦和レッズレディースのWEリーグ開幕戦の相手は、昨年の皇后杯・決勝の舞台で煮え湯を飲まされた日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザだ。東京NB側からしたら、長きにわたり女王の座に君臨してきたなでしこリーグで、昨シーズンは浦和に引きずり下ろされた浦和だ。WEリーグ開幕戦で両チームの女の意地がぶつかる死闘を制したのは、浦和であった。アウェイの地で東京NBを相手に2-1と逆転勝利を収めて、WEリーグ開幕を好スタートした。

浦和は、昨シーズンのなでしこリーグ得点女王の菅澤優衣香選手をベンチに温存し、基本は4-2-3-1であるがベテランの安藤梢選手のワントップを任せ、塩越柚歩選手の2トップになったり、かなり流動的にポジションを取りながら前線からアグレッシブに仕掛けていった。

試合開始は、前線からプレスを掛けてDFラインを押し上げて良い守備から良い攻撃へと切り替え早く浦和が主導権を握っていった。しかし、最初に決定機を作りだしたのは日テレであった。9分、浦和のDFの裏を狙った土光選手のロングボールを植木選手が抜け出してシュートを放ってきた。植木選手のシュートは、枠を捉えることが出来なかったが、東京NBにとってはゲームの流れを変えるキッカケになっていた。

主導権を握った浦和であったであったが、17分に猶本光選手のクオリティーが高いFKに清家貴子選手がヘディングシュートを放つも、田中選手のファインセーブで止められてしまい、そのこぼれ球に安藤選手が飛び込むもゴールを死守されてしまった。そして、飲水タイムを挟んで東京NBが自分たちらしく丁寧にボールを繋いでリズムを作り盛り返してきた。

東京NBの竹本監督は「立ち上がりは、相手のペースだった。うちが中盤でボールをしっかりとビルドアップする形が作れなかった。飲水タイムで相手のDFラインが高い、中盤のプレスがきつい中、裏へのボールを多くしようと話した。自分たちが相手の陣地でボールを回せるようになった」と話した。

9分の植木選手のシュートシーンにあったように、浦和の背後を狙うロングボールで一発で抜け出せれば決定機になるが、抜け出せなくても浦和のDFラインを下げさせて、自分たちのDFラインを上げてコンパクトにし、セカンドボールを拾ったり前線へのサポートの人数を増やし数的優位を作ってきたのだ。さすが、前なでしこリーグ女王である。

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