浦レポ by 浦和フットボール通信

西川周作がチームの好調を裏付けていると感じる、練習での選手達の意識の変化、ベテランの姿勢とは

(Report by 河合貴子)

常にクリーンシートを目指して

良い守備から、良い攻撃が生まれる。攻守の切り替えを早く、ボールを失った瞬間からファーストディフェンスが始まり、すぐに連動してセカンドディフェンスが来て、チャレンジ&カバーもできる。そして、ボールを奪うとしっかりとポゼッションしながら浦和のリズムに持ち込む。すべてにおいて良い距離感が保たれているからこそだ。可変的に動きながらも、チームとしての共通意識の下で的確なポジショニングが取れている。

浦和の最後の砦である西川周作選手は「失点数を見てみても、堅い守備から後半に得点する。追加点を奪える試合が、続いている。守備と攻撃が、良い形で繋がっていると思う。GKとしても、みんなが前で走ってくれて、非常にコンパクトに守れている。(GKとしての)仕事もそんなに多くはない。できるだけ相手のチャンスの芽を摘むことで、より勝つチャンスがでてくる」と誇らしげに話ながら「今、みんな自信がついて毎試合闘えている」と話した。

浦和の失点数は、リーグ戦で30節を戦って27失点である。単独首位を独走する川崎は、20失点でやはりリーグNO1の守備力を誇っているが、東京オリンピックの中断明けから浦和は8試合でわずかに3失点しかしていない。(札幌戦1-2。鳥栖戦2-1。FC東京戦2-1)リーグ序盤に対戦した横浜FM戦(0-3)や川崎戦(0-5)と総崩れし大敗した頃とは、全然違う。

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