浦レポ by 浦和フットボール通信

リカルド監督が考える、このチームがチャンピオンになるための課題とは

(Report by 河合貴子)

残り4試合でACL出場圏内を目指す

今シーズン圧倒的な強さを誇った川崎に1-1で引き分けたとはいえ、目の前で優勝を決められてしまった。喜ぶ川崎を尻目に、やはり悔しさが募る。

リカルド・ロドリゲス監督は「たまたま我々との試合の結果によって、優勝を目の前で祝われたけど、浦和の選手たちにも意欲や野心を感じている。まだまだ成長するチームだと思っている。川崎戦でも最後まで勝利を求めて闘った。川崎戦で良かったことは、今年の前半戦で最初に点を獲られたらチームがメンタル的に少し沈むような試合もあった。そうならずに最後まで闘う姿があった」と胸をはった。

だが、ACL出場権獲得争いの渦中にいる浦和にとっては、貴重な勝ち点1ポイントを獲得したが目指すは勝ち点3ポイントであった。「悪くない結果と言えるかもしれないが、我々が望んでいたものではなかった」と険しい表情を浮かべ「川崎戦は、プレスを掛けられてスペースを消されやりにくい試合だった。選手たちは、最後まで決意を持ってACL出場権を獲得しようと頑張っていた。まだ、可能性も残っている」と気合いを入れた。

後半に自分たちのリズムを取り戻したが、前半の戦い方に課題が残る。我慢強い守備をしていたことは評価できるが、ボールを奪った後の展開や球際で奪われるシーンも多く、攻撃の組み立てをする時間さえも厳しい状況になっていた。

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