浦レポ by 浦和フットボール通信

涙の槙野智章退団会見「大好きなクラブでずっといたかったし、このクラブで引退したかった」

(Report by 河合貴子)

在籍10年、今季限りの退団が発表される

「やって来たことに悔いはない」と槙野智章選手は真っすぐに前を向いた。今シーズン限りで浦和を去ることが決まった。槙野選手に契約満了が告げられたのは、11月5日のことであった。

「このクラブが、好きだから」と言葉を詰まらせた槙野選手。「これまで、長くレジェンドの方々がいる。僕は他所から来たが、たかが10年かもしれないけど、僕にとって10年はすごく濃かった。大好きなクラブでずっといたかったし、このクラブで引退したかったな・・・」と心情を打ち明けた。

そして「まだ自分ができるという自信もあるし、まだまだやらなくちゃいけないことがピッチの中にあると今でも思っている。10年いても、タイトルを獲っても、まだやり残したことがたくさんあって、リーグチャンピオンもそうだし、アジアの舞台に返り咲かないといけない使命も残っている。クラブを掲げる狙いをするのであれば、「俺がいなくてできるのか?」というのが正直なところ。狙いとするところに最後まで一緒にやりたかった」と目頭を熱くした。

プロサッカー選手になって16年間の中で、10年間を浦和の選手として過ごした。2012年、ドイツのCFCケルンから広島時代にお世話になったペトロビッチ監督に声をかけてもらい浦和へと移籍してきた。

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