浦レポ by 浦和フットボール通信

思いの交錯するホーム最終戦、「冷静にファイト」することが求められる【轡田哲朗レッズプレビュー/清水戦】

(Report by 轡田哲朗)

マリノスと清水の違いから4-4-2ベースに戻すのでは

浦和レッズは27日にリーグ第37節、清水エスパルス戦をホームで戦う。例年より4試合ほど多かったリーグ戦も本当に終わりが近づいて、ホームゲームはこのゲームが最後になる。天皇杯準決勝の試合も埼玉スタジアムで行われるが、それはあくまでも日本サッカー協会の主催であるため、浦和の仕切りで試合に向けた演出などを行うことはできない。あくまでも名目上は中立の戦いになるので、この清水戦が本当の意味でホームゲームと言える試合としては今季ラストになる。

前節の横浜F・マリノス戦を2-1で勝利したゲームでは、4-3-3システムが脚光を浴びた部分もある。ただ、リカルド・ロドリゲス監督にこの点について聞いてみると「マリノス戦では、あのシステムで良い守備ができたと思う。攻撃ではもう少し支配したかった。私はシステムを優先して決めるわけではなく、どの選手がいるのかということを考えながらシステムを作る。マリノスに対しては、前線にスピードがある選手がいるので、あのような形がうまくいくと思ったし、ゲームプランはうまくいった」ということだった。

そのため、清水戦のメンバーを予想するとなると、好プレーをした選手はピッチに残しつつも形は4-4-2ベースのシステムに戻すのではないかという気がしている。なぜなら清水は残留争いの渦中にあって、この試合を引き分けるだけでもかなり残留に近づく。それだけに、リカさんも「清水が守備を優先してプレーする可能性もある」と話している。押し込んだ状態が長くなるなら、中盤の網に相手のパスを引っ掛ける可能性を高めるよりも、より前の圧力と人数をかける方が自然だろう。

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