浦レポ by 浦和フットボール通信

ひとまず節目の1試合 天皇杯へのつなぎと期待すること【轡田哲朗レッズプレビュー/名古屋戦】

(Report by 轡田哲朗)

いくつかのポジションに計画的な起用があるか

浦和レッズは4日にリーグ最終節の名古屋グランパス戦を戦う。新型コロナウイルスの影響で昨季に降格チームを作らなかったことで、今季は2チーム多い20チームでの開催だったことから、全体が34試合から38試合に増えた。ルヴァン杯で準決勝まで勝ち進んだこと、天皇杯で準決勝まで進出していることはあるにしても、たった4試合多いだけでシーズンが長く感じるので、選手たちにも多少なりとも負担はあったのではないかと思う。ただ、ヨーロッパでは20チームリーグが主要な感もあるので、もしかしたら将来的にこのチーム数で定着させる方向に進んでも良いのかもしれない。

メンバーに関しては、リカルド・ロドリゲス監督が「多少の変更はある」と話している。そして、「天皇杯に向けて良い状態を作ること」を目標の1つに挙げた。感覚としては、2018年のオズワルド・オリヴェイラ監督が率いていた時期に天皇杯で勝ち残っていた時と少し近いかもしれない。当時はリーグ戦の最終節から中3日で準決勝だったので、休ませたいと使っておきたいの感覚は逆になるかもしれないが、疲労感のある選手は休ませる、負傷明けの選手は使っておく、それに対してユーティリティーな存在をゲームに絡ませるということになるのではないか。

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