浦レポ by 浦和フットボール通信

苦戦を強いられるも清家の決勝弾で準々決勝進出【河合貴子 試合のポイント/皇后杯4回戦伊賀戦】

(Report by 河合貴子)

苦しみながらも清家の決勝ゴールで準々決勝進出

皇后杯4回戦から登場した三菱重工浦和レッズレディースの対戦相手は、今シーズン圧倒的な強さを見せつけてなでしこリーグを制覇した伊賀FCくノ一三重であった。

楠瀬監督が試合前に勝負のポイントとして話していた「前半」であったが、理想どおりの試合展開に持ち込むことができず苦戦をしいられてしまった。だが試合終了間際の87分、清家貴子選手の勝利への執念を見せ付けた力強いドリブルシュートが決まり準々決勝へと進出を決めた。

日本列島に寒波が襲来し北風に晒される中、ケーズデンキスタジアム水戸で午後2時キックオフで開催された。約1ヶ月ぶりの公式戦となった浦和は、菅澤優衣香選手と島田芽依選手の2トップにし、中盤をダイヤモンド型の4-4-2で挑んだ。寒さの影響なのか、久しぶりの公式戦だったから浦和は少し慎重な立ち上がりをみせていた。一方の伊賀は、西川選手の1トップとし4-2-3-1で激しく前からプレスをかけて主導権を握っていった。

だが、徐々に浦和も落ち着きを取り戻して躍動していった。14分には、猶本光選手からのパスを右のバイタルエリアで受けた島田選手のクロスに菅澤選手が飛び込む決定機を作り出したが、わずかに合わず。19分には猶本選手の縦パスを受けた清家選手がゴールライン際までえぐって入れたマイナスのクロスに、今度は塩越柚歩選手が飛び込むも伊賀のDFが一歩早くシュートまで持ち込めない。

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